引き続きの3回目です。
日本のリーダーシップについてご紹介いたします。
SDGsが世界的規模で、未来の世界のためになることが、イメージできてきたでしょうか?
G20で日本政府が示した7つのうち残る2つと、主要な取り組みの一部を紹介したいと思います。
G20議長国・日本のリーダーシップ⑥
国際保健分野における日本のリーダーシップ!
全ての人々の健康的な生活を確保するため、国際保健の重要性を示しています。
途上国特有の疾病に対する命を救い、約130万人の子供たちに予防接種を実施する等の成果を出す。
日本は継続して国際保健分野でのリーダーシップを発揮することとしていますね。
これは、医療を提供すれば良いだけのものではないです。
人の命に係わる部分で、継続的な分野だと思います。

17の目標で言うと、目標3の、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
が貢献するゴールとなります。
途上国では、医療を受けることもできない人がたくさんいます。
これは、医療だけの問題じゃないです。
G20議長国・日本のリーダーシップ⑦
持続可能な未来実現のための「教育×イノベーション」イニシアティブ!
これが、G20で日本が示した最後の7つ目の分野ですね。
質の高い教育を行い、脆弱な立場にある人々への包摂的な教育の機会を確保することとし、2030年までにすべての子供が教育を修了する。
その為には、途上国において、2019~2021年の3年間で、少なくとも約900万人の子供・若者にイノベーションのための教育とイノベーションによる教育を提供する。
としています。
今年から3年間です。
もう始まっています。

17の目標で言うと、目標4の、すべての人々への包摂的かつ公平な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する。
と、
目標5の、ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
と、
目標8の、包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
が貢献ゴールとなります。
拡大版SDGsアクションプラン2019の取組
そして、全体としての主要な取組の一つに、SDGs経営推進イニシアティブがあります。
2019年5月に『SDGs経営ガイド』を策定し、企業のSDGs経営の推進とESG投資の呼び込みを後押しするための施策を推進しています。
この『SDGs経営ガイド』をG20等も活用し、国内外に発信。
ESG投資のパフォーマンス分析、投資家・評価機関の手法の見える化、等々を通じ、SDGs投資経営を後押しする長期投資を促進しています。
さらに、SDGsに関する投資等に係る国際的ルールメイキングに貢献としています。
ESG投資家には、心強いですね。

政府による取組
そして、日本政府がSDGsを推進するための取組一覧は、以下となります。
①あらゆる人々の活躍の推進
②健康・長寿の達成
③成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション
④持続可能で強靭な国土と質の高いインフラの整備
⑤省エネ・再エネ、気候変動対策、循環型社会
⑥生物多様性、森林、海洋等の環境の保全
⑦平和と安全・安心社会の実現
⑧SDGs実施推進の体制と手段
この最後の⑧には、
・SDGs経営イニシアティブや、ESG投資の推進
・国内資金動員のための途上国における税制・税務執行支援
・SDGs実現のための資金調達
・途上国のSDGs達成に貢献する企業の支援
・SDGs推進円卓会議を通じたあらゆるステークホルダーとの連携、国連大学など
が挙げられています。
ESG投資家にとって、恵まれた環境と言えますね^^
あなたも、ESG投資を検討しませんか(笑)