エンジニアリング設計においてタンク類の大きさを決める必要があります。
縦型円筒形の反応槽の形状と寸法を決め、伝熱面積を把握するには基本的な計算しかないが意外と面倒^^;
なので、簡単に計算できるツールとして、前回に引き続き、今回は下鏡半楕円を作ってみました。
縦型円筒形の釜の下鏡部が半楕円の反応槽の簡易設計ツールということです。
必要な液量を入れた時の伝熱面積が直ぐに分かるようになっています。
下鏡が半楕円の縦型円筒形反応槽の設計計算ツール
縦型円筒形の下鏡部が半楕円のジャケット付反応槽を想定した場合の概略寸法と全量仕込んだ際の伝熱面積を計算します。
直胴部は鏡板のTL（タンジェントライン）からの寸法です。
タンクの仕様としての直胴部の高さは、全量仕込んだ際の液面高さが上鏡のWL（ウェルディングライン）にかからないように胴部の必要高さ Hbo に加えると良いでしょう。
まとめ
今回は、反応槽の設計で初めに決める形状の寸法や伝熱面積を計算するツールとして、縦型円筒下鏡半楕円の場合を作ってみました。
熱計算をする際に伝熱面積が必要となり、蒸留などのコンデンサーの伝熱面積もイメージできるのであたりをつけるのに便利かなと思います。
反応槽としてよく利用する縦型円筒形のものには、円錐と半楕円を作りましたので、次回は、10%皿形を作ってみたいと思います。
