誰でも簡単!圧力容器円錐部外圧SS400の計算

プラント計算
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誰でも簡単にできる圧力容器の計算として、SS400材の円錐部に外圧がかかる板厚指定の場合のご紹介です。

圧力容器の計算ソフトは、有料の専用のものはありますが、サクッとどれくらいになるか概算を出したい時に使えるかと思います。

web上で簡単にできるものは、内圧の場合はいろいろあるようですが、外圧の場合は、ちょっと面倒なので、あるようでなかったです。

今回は、SS400材の板厚指定の場合ですが、合っているかどうかも不明です^^;

過去に使用していた誰でも簡単にできるスクリプト版を移植したので、ミス等もあるかもしれません。

ご了承をお願いいたします。

 

圧力容器円錐部外圧の圧力または板厚指定SS400の計算

圧力容器の計算には材料等によって非線形の線図を読み取りながら設計計算をします。

従って、簡単に計算式だけでは算出できません。

過去にスクリプト言語で線図データを細分化してデータ化したものがありましたので、それを利用して簡単に計算できるようにしてみました。

当然ですが、正式な圧力容器の設計資料としては使えません!

その場合は、しっかりと手計算するか、認定されたソフトを使用して下さいね^^;

また、かなり過去に作成したものを移植していますので、現行と異なっていますし、入力間違いなどもあるかもしれません。

ご理解を・・・。

 

 

誰でも簡単にできる利用方法

今回使用しているのは、Calcurated Field Form というプラグインです。

残念なことにループ処理ができない?ようなので、条件を満たすまで、数値を変更するという、お粗末な仕様です。

まぁ、それでも簡単に算出することができるのかなと思います。

ということで、厚みtの数値を一生懸命に入れて、試してみて下さい。

円錐部の板厚が、指定した外圧の条件をクリアすれば、判定欄に「OK」と表示されます。

分かる人は、「大体これくらいかな?」と、想定できるかと思いますので、確認用の概算ツールとして使えるかも^^

変数として要求するものは、右上に赤色の(アスタリスク)が付いています。

 

最後に

今回は、誰でもできる簡単なツールとして、圧力容器の円錐部外圧および板厚指定をSS400の材質についての計算を作ってみました。

意外とこの手のものが無かったので、ちょっとした時に利用できるかと思います。

飽きなければ、この後も異なるパターンのものを作ってみます。

JScriptなどで作れば良いのでしょうけれど、過去にVBScriptをちょこっといじった程度なので今から学ぶの面倒!

で、最初に圧力指定により板厚を求めるものを作って、さぁ、次は逆パターンの板厚指定で圧力を求めるものを作ろうと取り掛かったんですが・・・あれ?

作る必要がないじゃないか!

単純に、逆の場合は、圧力の数値を変更すれば良いだけ(笑)

その場合は、板厚の条件を満たすまで、圧力Pをひたすら変更して下さい。

ということで、簡単に利用できるプラグインを利用して、次はSUS304の場合を作るとして、暫らくは圧力容器の設計計算で遊べそうです(笑)