縦型円筒形の反応槽で下鏡が10%皿形を設計する場合、伝熱面積などの計算がちょっと面倒です。
引き続き、簡単に計算できるツールとして、10%皿形の計算ツールを作ってみました。
必要な液量を入れた時の伝熱面積が直ぐに分かるようになっています。
下鏡が10%皿形の縦型円筒形反応槽の設計計算ツール
縦型円筒形の下鏡部が10%皿形のジャケット付反応槽を想定した場合の概略寸法と全量仕込んだ際の伝熱面積を計算します。
直胴部は鏡板のTL(タンジェントライン)からの寸法です。
タンクの仕様としての直胴部の高さは、全量仕込んだ際の液面高さが上鏡のWL(ウェルディングライン)にかからないように胴部の必要高さ Hbo に余裕を持つと良いです。
まとめ
今回は、反応槽の設計で伝熱面積を計算するツールとして、縦型円筒下鏡の10%皿形の場合を作ってみました。
伝熱面積が分かると付帯する設備のあたりをつけるのに意外と便利です。
これで、円錐と半楕円と10%皿形の縦型円筒形反応槽の計算ツールをご紹介したことになります。
次は、何にしようかな・・・。